赤旗2018年4月27日付
ねつ造や隠ぺいをくり返す安倍政権打倒、財務省の福田淳一前事務次官のセクハラ発言を擁護し続ける麻生太郎財務相の辞任を求め、総がかり行動実行委員会は26日、国会議員会館前行動を行いました。日本共産党、立憲民主党、自由党、社民党の書記局長・幹事長がそろってスピーチし、「国会審議ができる環境を整える責任は、与党にある」と訴え。参加した4野党の代表が手をつないで結束をアピールすると、参加した900人(主催者発表)が「頑張れ」の声と拍手で激励しました。
22日に投開票があった市長選で、市民と野党の統一候補が勝利した千葉県市川市から「市川・浦安市民連合」の共同代表、片岡良男さんが「市民と野党の協力なくして、勝利はありえませんでした。引き続き、政治を変えるために頑張ります」とスピーチしました。
日本共産党の小池晃書記局長は、一連の疑惑と不祥事が国会審議の前提を破壊する異常事態が続いているとし、「この異常事態をつくりだしたのはひとえに政府・与党の責任だ」と指摘すると、参加者から「その通り」の声が。麻生財務相の辞任や柳瀬唯夫元首相秘書官の証人喚問など6野党の要求は当然だと強調しました。
小池氏は「与党は全くこの要求に耳を貸さず、審議条件をつくるどころか明日(27日)は『働かせ方』大改悪法案の審議を強行しようとしている。審議の条件を壊している」と力を込めました。
その上で、安倍政治が経済でも外交でもことごとく行き詰まっていると述べ、「安倍政権を終わりにするときがきた。政府・与党を追いつめているのは市民と野党の共闘です。安倍政権を打倒するまで頑張り抜こう」と力強く呼びかけました。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は「(安倍政権は)文書を隠し続けてきた。国民をばかにするな」と怒りを示し、「野党6党これからも共闘して頑張る」と強調しました。
社民党の吉川元幹事長は「野党は今が正念場だと覚悟を決めてたたかいを進めている」と表明。自由党の玉城デニー幹事長は「野党は堂々と国会で追及していく」と述べました。