赤旗2018年4月16日付
日本共産党の小池晃書記局長は15日、山口市の湯田温泉で街頭演説し、同日告示の山口市議選(22日投票)で現有3議席確保をめざす3候補の勝利を訴えました。
沿道に詰めかけた聴衆を前に小池氏が「改ざん、隠蔽(いんぺい)、捏造(ねつぞう)、真相隠し、政権能力を失った安倍政権に、安倍首相のお膝元の県都・山口市から、退場の審判を下そう」と訴えると、大きな拍手が起こりました。
「森友・加計」疑惑もイラク日報も「安倍政治の核心に関わる」「こんなことを許したら、日本の民主主義が死んでしまう」と指摘した小池氏は「白黒はっきりさせるためにも証人喚問が絶対に必要。真相の徹底究明、責任の追及を通じて内閣総辞職に追い込もう」と呼びかけました。
山口市政について、「大型開発一辺倒で市民に冷たい市政を続けるのか、それとも市民の命と暮らしを守る市政に変えるのかが問われる」と指摘しました。その上で、党市議団の実績として、国保財政の黒字を挙げて6年間値上げを許さず、党の提案で7年がかりで実現した住宅リフォーム助成制度は中断されたものの繰り返し復活を求めて再開させ、この2年間で2000件、約25億円の仕事が中小企業に回ったと紹介。野党共闘を進めて安倍暴走政治と対決してきたとも述べ、3人全員当選を訴えました。
いずれも現職の西村よしかず、尾上より子、大田たけるの各市議候補が決意を述べました。
市内の男性(72)は「小池さんの訴えはテレビで見る国会質問の通り、迫力があって胸に響きました。安倍首相はわが身のことばかり考えていて、人の痛みが分かっていない」と話しました。