赤旗2018年4月10日付
日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は８日、大阪府議補選豊中市区（定数２、１３日告示・２２日投票）で奮闘する山本いっとく予定候補（３３）＝豊中市議＝応援のため、豊中市・阪急曽根駅前で「山本さんの勝利で安倍政権と維新府政に厳しい審判を」と訴えました。
豊中市は、学校法人「森友学園」の小学校新設をめぐり国有地の８億円値引き売却の舞台となった地です。維新府政が設置基準を緩和し「認可適当」としました。同補選は、山本予定候補と自民、維新候補による３氏の争いになる見込みです。
小池氏は「森友問題真相究明のトップランナーが豊中市のみなさんであり、その先頭にたってきたのが山本さん」と力説。事務所開きに社民党、自由党、新社会党の代表が駆け付け、「『森友学園問題』を考える会」が応援する期待に応え、山本さんを必ず府議会へと呼びかけました。
小池氏は、安倍政権の防衛省の日報隠蔽（いんぺい）、教育への不当な介入や９条改憲策動などを厳しく批判し、「内閣総辞職に追い込みましょう。その願いを山本さんに託してほしい」と訴え。障害者支援施設の稲スポーツセンター（箕面市）の廃止を府に撤回させた山本さんの市議としての実績を紹介。国保料の値上げをはじめ府民に冷たく、カジノの大阪誘致を進める維新府政を告発し、「森友問題の真相究明、府民のいのちと暮らしを守るために山本さんを」「豊中の選挙が日本の政治を動かしたといえる結果に」と支持を呼びかけると駅前を埋めた聴衆から「そうだ」の声と大きな拍手が起きました。
盛んな声援の中、山本予定候補は「『森友』公文書改ざん。こんなひどい民主主義破壊はない。安倍政権を支えてきた自民党や維新の候補に負けるわけにはいかない」「弱い者いじめ、教育壊し、カジノの維新府政を変えたいという思いを、私に託してください」と力強く訴えました。
「『森友学園問題』を考える会」の黒河内政行氏が「考える会として、山本さんを全力で応援します」と表明しました。