赤旗2018年3月25日付
日本共産党の小池晃書記局長は24日、京都府知事選(4月8日投票)で奮闘する弁護士の福山和人候補の応援のため京都市入りし、京都駅前で「福山和人さんの勝利で京都の政治を変え、京都から日本の政治を変えよう」と訴えました。
同知事選は、日本共産党も加わる「民主府政の会」や幅広い個人、団体で構成する「つなぐ京都」の福山候補と自民党などが推す前復興庁事務次官の西脇隆俊候補の一騎打ちです。
通行人の足が止まり、聴衆が膨れ上がるなか、小池氏は「府政を転換し、安倍政治と対決して憲法を守る知事か、安倍政治にすりより、格差と貧困を広げる知事か」の選択だと指摘。「中央との太いパイプで安倍政治の濁流が流れこんできたら、京都の暮らしも未来も真っ暗だ」とのべ、「森友」公文書改ざん、教育への不当な介入、憲法違反の法律の相次ぐ強行、9条改憲などを批判。「国政の私物化は許さない」「憲法守れ」の願いを福山さんへと呼びかけました。
小池氏は、「京都府政には四つの大問題がある」として(1)憲法無視の安倍政治を京都に持ち込んできた(2)格差と貧困を広げ、中小企業をいじめ、京都を働きにくいまちにしてきた(3)大型開発による深刻なまちこわし、災害対策も後退させた(4)大企業・大手ゼネコンにすり寄る一方、府民の願いには冷たい―ことを告発。人の痛みに寄りそう行動派の弁護士、立憲主義を守る市民の共同の先頭に立ってきた福山さんと、国土交通省の局長時代に規制緩和で都市計画に大企業参入を拡大、復興庁事務次官時代には福島の補償切り捨てをすすめてきた相手候補を対比。「憲法をくらしに生かす福山知事の実現で、京都府民のいのちとくらしを守る政治を実現しよう」と訴え。そして「あの選挙で戦争を止めた、安倍政権を倒したと言える選挙にしましょう」と呼びかけると、駅前を埋めた聴衆から大きな拍手が起きました。
>>訴えの要旨はこちらからお読み頂けます。
福山候補が訴え
「福ちゃん」コールのなか福山候補は「知事が変われば府政が変わる。(蜷川民主府政時代のように)温かみのある府政に」「京都からウソのない政治をつくっていきたい」と力強く訴えました。
元日本学術会議会長の広渡清吾氏、「つなぐ京都」呼びかけ人の石田紀郎氏(「市民環境研究所」代表理事)、弁護士の大脇美保氏が支持をよびかけました。
小池氏は、街頭演説の後、京都市内で開かれた日本共産党京都府委員会の決起集会に出席し、激励しました。