赤旗2018年3月22日付
日本共産党新潟県中越地区委員会と長岡市後援会は21日、来年の統一地方選挙の県議選での勝利をめざし、小池晃書記局長を迎えた集いを同市で開きました。小池氏は、「森友学園」に関する財務省決裁文書改ざんで安倍内閣の責任が問われているとして、「国民の怒りと野党6党の結束した力が安倍政権を一歩一歩追いつめている。この力で真相を徹底究明し、内閣総辞職に追い込もう」と力説し、会場いっぱいの聴衆の拍手と歓声に包まれました。
自由党の森ゆうこ参院議員、米山隆一知事が激励のメッセージを寄せ、森議員事務所の廣川信之所長が同議員のメッセージを代読しました。
遠藤れい子県議候補は「市民と野党の共同で誕生した米山県政を支えたい」と決意表明し、笠井則雄市議団長があいさつしました。
小池氏は、決裁文書改ざんが「憲法違反の歴史的犯罪行為だ」とし、その本質は「安倍晋三首相の妻・昭恵氏の関与を隠すための改ざんだったのではないか」と指摘。改ざん当時の同省理財局長・佐川宣寿氏の証人喚問が決まったことにふれ、「佐川氏だけでなく、昭恵氏をはじめ疑惑の全登場人物に出てきて真相を語ってもらおう」と訴えました。
小池氏は「憲法違反の法律を次々強行し、国政私物化、情報隠蔽(いんぺい)、改ざんまで行い、憲法をことごとく踏みにじっているのが安倍政権だ」と告発しました。また、文部科学省による前川喜平前事務次官の授業への介入問題で、自民党議員が圧力をかけていたことをあげ、「まるで戦前の暗黒社会だ」と批判しました。
9条改憲を狙う安倍首相の「今年こそ憲法のあるべき姿を示す」との発言について、「憲法に縛られる立場の総理が『憲法のあるべき姿』を提示するなどもってのほかだ」と断じました。北朝鮮問題では、南北や米朝の首脳会談への動きなどにふれ、対話を求める世界の大きな力で解決していこうと強調。安倍政権による大軍拡や「全世代」に対する社会保障切り捨て、労働法制改悪などを批判しました。
小池氏は「命と暮らしを守る米山知事のもと、原発問題や暮らし、農業などでも、着実な前進が始まっている。米山県政をさらに発展させるためにも、遠藤さんを必ず県議会へ」と力を込めました。