赤旗2018年3月12日付
日本共産党の小池晃書記局長は10日、兵庫県保険医協会(神戸市)の政策研究会で講演をしました。各政党の医療政策を聞くため同協会が開催しているものです。
小池氏は、森友学園への国有地売却問題をめぐる佐川国税庁長官の辞任にふれ、「辞任で問題を幕引きさせてはなりません。野党が結束し徹底追及する」と表明。「来年の参院選でも野党共闘で安倍自公政権を追い込みたい」と述べました。
経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で日本の健康格差の広がりが大きく、低所得者ほど病気になる率が高いと指摘。安倍政権が消費税増税に加え社会保障の削減で全世代に負担をかけている問題をあげ「みなさんと力をあわせて社会保障を立て直したい」と語りました。
格差と貧困を広げ、原発事故後も電力会社がもうけのため原発再稼働をめざすなど資本主義の問題にふれた小池氏は、利潤第一主義の資本主義を乗り越えた未来社会の展望を示す党綱領を紹介。「資本主義が人類の到達点ではありません。私たちのめざす社会が党名に込められています。党名を変えてはという声がありますが、この名前にこそ値打ちがあります」と述べました。
小池氏は参加者の質問にも答えながら交流しました。
日本共産党の堀内照文前衆院議員が出席し紹介されました。