赤旗2018年2月2日付
「おしどりマコ&ケンの小池あきら突撃取材」―日本共産党のネット番組「とことん共産党」は1月30日夜、夫婦でお笑い芸人をしているおしどりマコさん、ケンさんをゲストに迎え、小池晃書記局長と朝岡晶子さんとともに、原発問題や共産党などについて語り合いました。
マコさんとケンさんは、芸人として活動を続けながら、福島第1原発の事故を起こした東京電力に対する取材を500回以上続けています。
マコさんとケンさんに、小池さんは、小泉純一郎、細川護熙両元首相が顧問を務める「原自連」が提案した原発ゼロ・自然エネルギー基本法案について「100%賛成です。これを国会で議論して原発ゼロの流れをもう一度大きくしたい」と語りかけました。
マコさんは、法案について「すごく興味深い」と発言。同時に、立地自治体が原発交付金を手放しても「スタンドアップできる方法を提案してほしい」と話しました。小池さんは「立地自治体がこれなら大丈夫だと思える提案が必要ですね」と応じました。
番組では、昨年行われた解散・総選挙の際に、マコさんが小選挙区は共闘候補の立憲民主党、比例は共産党に投票し、実家の家族も共産党を応援するとツイートしたことが紹介されました。
マコさんは「(共産党が)候補者をおろす選挙協力というのは政党としてものすごいこと」と話し、共産党の党名についても「変えないところが良い」「芸人として名前をすごく大切にしている。(党名を変える政党もあるけど)何でそんなに変えるのかなと思う」と語りました。
子どものころに読んだ手塚治虫の漫画で、「共産党の若い女性の先生がでてきて、『アカ』と言われて取り締まられるんです。でも、その先生はめっちゃいい人なんですよ」とマコさん。
小池氏は、共闘を進める野党間でも日本の将来のありかたなど意見の違いはあると述べ、「それぞれの党の個性を大切にして、当面の課題で力をあわせることが一番の力になる。そのなかで共産党が遠慮することなく言うべきことを言いつつ、共闘を大切にすることが野党全体も伸び、共産党も伸びることにつながっていくと思います」と語りました。
ケンさんは「いろいろな考え方があったほうが強さがあります」とうなずきました。
マコさんは創刊90周年を迎えた「しんぶん赤旗」について「メディアとしてすごい。ジャーナリストも記者も『赤旗』を情報源にしている人が多いんですよ」と話しました。
小池さんが「最後に一言でも、二言でもどうぞ」と話すと、マコさんは「歯みがきをさぼると虫歯になるじゃないですか。同じように自分が住んでいる社会を考えないと、自分の人生に大きなしっぺ返しがきてしまう。歯みがきをするように社会のことを考えようとお伝えしたい」と語りました。
「党名変えるな」と言ってくれてうれしい
放送に反響
お笑い芸人のおしどりマコさん、ケンさんと日本共産党の小池晃書記局長らがトークを交わした1月30日放送の「とことん共産党」には多くの反響が寄せられています。
本部に寄せられたメールでは、マコさんが「歯みがきをするように社会のことを考えよう」と訴えたことに「今でいえば歯をみがくように9条改憲阻止の3000万人署名を進めようと言われているようでした」との感想がありました。
ツイッターやメールで「(マコさん、ケンさんが言うように)私の中にも共産党に悪いイメージはないな」「(マコさん、ケンさんの話に)小池さんもじっくりと耳を傾ける。うれしいのは党名をかえるなということだった」などの声も寄せられました。