赤旗2018年1月16日付
日本共産党の小池晃書記局長は15日の記者会見で、ICANのフィン事務局長からの安倍晋三首相との面会の要請を拒否した日本政府の対応について問われ、「本当に恥ずかしい」と厳しく批判しました。
小池氏は、17日に外遊から帰国する安倍首相は18日まで日本に滞在するフィン氏と会えるはずだと述べたうえで、「被爆者の運動が国際的にも評価され、ノーベル平和賞を受賞したのは、日本の首相であれば心から喜ばなければいけないことだ。被爆者のみなさんも涙を流して喜んでいる。首相は、大事な相手になぜ会わないのか」と重ねて批判しました。
また、昨年8月の広島・長崎両市での平和記念式典で首相は「被爆者の方々に寄り添う」と言いながら、今回のような突き放す対応をとっていると指摘。「長崎で被爆者の代表が批判したように、“あなたは本当にどの国の首相なのか”と言いたくなる」「万難を排して会うべきだ」と主張しました。