赤旗2017年12月27日付
日本共産党の小池晃書記局長は26日、国会内での会見で、第2次安倍政権が5年を迎えたことの受け止めを問われ、「騙(だま)しごまかしで選挙を乗り切って、数の力で暴走してきた5年間だった。国民にもたらされたのは貧困と格差そして分断だ」と批判しました。
小池氏は、2013年の参院選、14年の衆院選、16年の参院選と毎回の選挙をアベノミクスでたたかった安倍首相が実際にやったのは、特定秘密保護法であり、安保法制=戦争法であり、共謀罪の強行だったと指摘。「首相は、今年の衆院選もアベノミクスでたたかったが、やろうとしているのは憲法9条の改憲だ」と警戒を呼び掛けました。
同時に「騙しごまかしでやってきただけに非常にもろい政権だ。こういう暴走は続けられないと思う」と述べ、「来年は、憲法9条改憲の発議を市民と野党で力を合わせてストップさせる1年にしたい」と表明しました。