赤旗2017年11月28日付
日本共産党の小池晃書記局長は27日の記者会見で、野党の質問時間が削減され、与党の持ち時間が大幅に増えた同日の衆院予算委員会の論戦について問われ、「与党の質問を延々聞かされたが、問題点を追及する場面はなかった。あれは『質問』ではない」と指摘。「森友・加計学園の問題も含めて徹底的に真相を明らかにするためには、きちんと野党の質問時間をとることが必要だということが証明された」と述べました。
小池氏は「国会で多数を占める与党が政府を構成する議院内閣制のもとでは、与党と政府はそもそも一体であり、与党に問題点を突っ込んで追及する質問をしろといっても無理だ」と強調。「森友・加計学園の問題のように国政に対する国民の疑念が広がっているもとでは、なおさら野党の質問時間をしっかりとって真相を明らかにする議論をするべきだ」と述べました。