赤旗2017年10月14日付
日本共産党の小池晃書記局長は13日、盛岡市と埼玉県春日部市、さいたま市で、市民と野党の共闘の勝利と、比例代表選挙での日本共産党の躍進を訴えました。比例の吉田恭子(岩手1区重複)、梅村さえこ(埼玉15区重複)両候補をはじめ、他党関係者も応援に駆けつけ「比例は共産党に」と呼びかけました。
盛岡
岩手県庁前は聴衆があふれ、激励に来た自由党県議の姿も見えました。小池氏は、市民と野党の候補一本化の努力を全国で続けてきたとして「1区では共産党の吉田恭子さんを野党と市民の代表として国会へ。3区では自主的支援で小沢一郎さんの勝利を。そしてどこでも『比例は共産党』と広げに広げてください」と力を込めました。
小池氏は、岩手県では東日本大震災の被災者がいまだに1万人近く仮設住宅暮らしで、6割が自主再建を希望していると指摘。「最大の障害は資金なのに、政府は被災者生活再建支援金をせめて500万円にとの願いに背を向けている。被災者にまで自己責任を押しつける、安倍政治を許すわけにいかない」と批判すると、怒りのこもった「そうだ」の声が返りました。
吉田候補は「戦争法廃止を1区で訴えているのは私だけ。比例では東北で初の日本共産党の2議席を」と力強く訴えました。
埼玉 梅村候補
埼玉では、梅村候補が13区と15区で社民党と相互推薦の関係ができたと報告。野党と市民の共闘のきずなが強く大きくなっているのは「安倍政権を倒すためだ」と気迫を込めて訴え、「共産党の21議席を確保し、さらに大きくして、共同の大黒柱として活躍させてほしい」と訴えました。
春日部市では13区の池田まさよ統一候補(社民)が決意表明。立候補を取り下げた共産党に感謝の意を表し、「二度と戦争をしないと誓った憲法を守ろう。一人ひとりが力を合わせれば明日は変えられる」と訴えました。
南浦和駅前(さいたま市)では、小沢一郎氏を応援している山梨アイ子さんが、梅村候補を知って共産党を見直したと述べ、「比例区では共産党と書いてほしい」と熱烈にエール。二見伸明元公明党副委員長が応援に駆け付け、「安倍政権とたたかうかなめの共産党。何十年もの間にたまった自公政権の毒素を取り除いてほしい」と期待を寄せました。社民党15区の今井宏行議長が「何としても梅村さんを国会へ」と力強く呼びかけました。
小池氏は「市民と野党の本当の共闘が始まっている」と述べ、「比例では日本共産党を選んでいただくことが、新しい明日をつくることにつながります」と力を込めました。