赤旗2017年9月12日付
日本共産党の小池晃書記局長は11日、国会内で記者会見し、10月22日投票の衆院3補選(青森4区、新潟5区、愛媛3区)について「市民の声にこたえ、野党統一候補を実現したい」と述べ、「その際、政党本部間で二つの点での合意が必要だと思っている」と強調しました。
小池氏は「二つの点」として、(1)これまでの党首間合意を土台にして、補選をたたかう「旗印」である共通政策を確認していくこと(2)選挙では、統一候補を各党が推薦・支援し、全力でたたかう「本気の共闘」を進めること―を提起。「二つの点で、政党本部間の合意が必要だ。補欠選挙での共闘に向けた4野党の協議の場をつくるよう、民進党にあらためて求める。まずは協議をはじめていきたい」と述べました。
小池氏は、衆院3補選それぞれの地域で、市民団体から「安倍政権に審判を下すために、野党は力を合わせて選挙をたたかってほしい」との強い要請を受けていることを強調。「私たちは、そうした市民の声に応えて、今度の補欠選挙は、ぜひ野党統一候補を実現して、安倍政権の国政私物化、憲法破壊の暴走政治に審判を下すためにがんばる決意だ」と表明しました。
また、小池氏は、民進党候補が自民党候補に敗れた昨年10月の衆院2補選(東京10区、福岡6区)の教訓などもあげ、「旗印を明確にし、本気の共闘をやらないと結果も出ない。われわれは、今度の補選で、勝つために必要なこととして、この二つが大事だと提起している」と主張しました。