赤旗2017年9月5日付
日本共産党の小池晃書記局長は4日、国会内で記者会見し、10月10日告示・22日投票の衆院青森4区、新潟5区、愛媛3区の3補選について、前原誠司新代表のもとで5日にも新執行部を発足させる民進党に対して「速やかに4野党の選挙協力に向けた協議を始めるために、会議の開催を呼びかけてほしい」と求めました。
小池氏は、これら三つの補選について「国政私物化、情報の隠蔽(いんぺい)のモラルハザード政権、そして憲法を踏み破る安倍暴走政治に対する国民の審判を下す絶好のチャンスになる」と指摘。「野党と市民が力を合わせれば、大いに勝利の可能性がある」と述べる一方で、補選の告示まで日程的に差し迫っていると述べ、民進党から共産、自由、社民の3野党に呼びかけて、一刻も早く、選挙協力に向けた正式な協議の場を持つことを重ねて求めました。
小池氏は、選挙協力の条件について▽選挙の旗印となる共通政策を確認する▽相互推薦・相互支援を原則に、勝利のためにお互いが力を合わせるための政党本部間の合意―の2点が重要だと指摘しました。
小池氏は、「どのようなメンバーが民進党の執行部になるにしても、これまでの政党間の合意を土台にして、野党と市民の共闘という方向をしっかりと真摯(しんし)に話し合っていきたい」と表明しました。