赤旗2017年8月29日付
日本共産党の小池晃書記局長は28日の記者会見で、27日投開票された茨城県知事選で自民、公明推薦の大井川和彦氏=新=が当選した受け止めを問われ、「自民党がこれで安倍政権が信任されたと喜んでいるとしたら大いなる勘違いです」と強調しました。
小池氏は、選挙戦では東海第2原発の再稼働問題が大争点になったと指摘。そのうえで、「再稼働反対、東海第2原発廃炉」を明確に掲げた、市民と野党の共同候補・鶴田真子美氏が12万2千票、選挙直前になって、原発再稼働に慎重姿勢を示した現職の橋本昌氏が42万7千票をそれぞれ獲得し、両候補を合わせて得票数が大井川氏の49万7千票を上回ったことを強調しました。
小池氏は、「少なくとも東海第2原発の再稼働については県民の民意は、むしろ再稼働反対ということが示された結果ではないか。自民党、与党としては、東海第2原発再稼働反対という県民の民意をしっかり受けとめるべきだと思います」と述べました。