赤旗2017年8月5日付
日本共産党は4日、党本部で全国都道府県委員長会議を開きました。同日午前に開いた幹部会で確認した決議にもとづき、歴史的激動の情勢をきりひらいた全党の奮闘を確信に、8月9月、強く大きな党づくりに挑戦する決意を固めあいました。
小池晃書記局長が幹部会決議について報告しました。ことし半年間、全党がきりひらいた歴史的激動の情勢を述べ、とくに都議選での躍進が、党内にわきたつような確信を広げ、党外から大きな期待と注目が寄せられるなど、党内外で党勢拡大の一大チャンスをつくりだしたことを力説。「7月中盤から党建設にも本格的な前進の流れが生まれ、いよいよ運動らしい運動が始まった。ここで流れを止めず、8、9月は一大チャンスをものにする時期にしよう」とよびかけました。
また、安倍政権の基盤が劇的に崩壊するもとで、解散・総選挙に追い込む条件と可能性が生まれていると強調。8月、9月に、大激動の情勢を主導的にきりひらく党づくりが求められていることを解明し、「いつ総選挙となっても必ず勝利できるよう、強く大きな党をつくる仕事に思い切って力を集中しよう」と訴えました。
そのうえで小池氏は、「二つの大きな仕事」の到達、綱領と党大会決定の生命力、安倍政権打倒のたたかいと一体に党勢拡大にとりくむ課題、党大会決定を指針にした自己分析など、決議の各章にもとづいて具体的に報告。8月、9月の活動について提起しました。
討論では17人が発言。全国で都議選の勝利で情勢の激変が起こり、党勢拡大の可能性が広がっていることが示されました。生きた力を発揮している大会決定の徹底、党勢拡大の根幹としての党員拡大、新しい情勢のもとで、あらためて総選挙を正面にすえた構えと展望など、半年の活動を振り返った率直な自己分析の発言がありました。
小池書記局長がまとめを行いました。都議選の結果に全国がわきたっていることが共通して語られたと述べ、党勢拡大でも変化は確実におこっている、この一大チャンスを8~9月の活動で必ずものにしようと強調。激動の情勢を主導的にきりひらく党をつくろうと訴えました。