赤旗2017年7月11日付
日本共産党の小池晃書記局長は10日の記者会見で、次期衆院選での野党共闘、安倍政権に代わる「受け皿」づくりについて問われ、東京都議選での自民党惨敗などに示されたように、全国で安倍政権への怒りが広がっているとして、「この声に応えるのが野党の責任だ。共通政策づくり、相互推薦・相互支援の体制をつくっていきたい」と述べ、一刻も早い解散・総選挙を求めると同時に、選挙協力の協議を速やかに進めたいと表明しました。
小池氏は、民進党の野田佳彦幹事長が「中央公論」(8月号)のインタビューで、共産党との選挙協力に関し「自民一強に対峙するのだから、野党の選挙協力は当たり前といってもいいはずだ」と述べていると紹介し、「最大限のスピードで選挙協力の協議を進めていきたい」と強調。安倍政権退陣を求める国民の声を受けて、「野党は国民の声に応えて、選挙協力に向けて進むことが必要ではないか」と述べました。
小池氏は、自民党衆院議員だった白石徹氏の死去に伴う衆院愛媛3区補選(10月10日告示、22日投開票)について「野党と市民が協力してたたかえるよう協議を進めていきたい」と表明しました。