赤旗2017年6月23日付
日本共産党の小池晃書記局長は22日の国会内での記者会見で、「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、萩生田光一官房副長官が安倍首相の意向を文科省側に伝えたとする同省の新たな文書について同副長官が「不確かな情報が混在している」と言い逃れをしている問題で、「ということは確かな情報もあるということだ」として、事実関係を徹底的にただすために臨時国会開会が必要だと主張しました。
小池氏は「萩生田氏は、実際に文科省の局長と会ったことは認めている。文科省の文書からは、加計学園ありきでの議論になっていることが読みとれる。今のまま、うやむやな形では納得できない。萩生田氏には国会の場で答える責任がある」と指摘しました。
小池氏は、同文書には「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」と記載されているとして、「非常に重大な問題だ。総理は、自分は一切指示していないと言ってきた以上、総理出席の集中審議でたださなければならない。前川前文科事務次官の証人喚問も必要だ」と強調しました。