赤旗2017年6月16日付
23日告示まで1週間余に迫った東京都議選で、日本共産党の小池晃書記局長は15日、練馬区(定数6)で松村友昭都議の議席を引き継ぐ、とや英津子予定候補の必勝を訴えました。「共謀罪」強行の暴挙を糾弾し、「自民、公明合作で加計学園と森友学園の疑惑を隠すため、議会のルールを無視するやり方で共謀罪を強行した。共謀罪廃止の願いを、とやさんに広げてほしい」と力強く呼びかけました。
練馬駅前は「共謀罪」強行に怒る聴衆でいっぱいに。小池氏やとや予定候補らの訴えに、「政治に対する姿勢がちがう」と話す女性や「やってやろうっていう気がみなぎっているな」と語る男性も。
松村都議は「安倍政権が共謀罪を強行して憲法9条を変えようとしている。平和を守る願いを、とや候補勝利に」と訴え。とや候補は「共謀罪強行の暴挙を許さない。自公維に審判を下すため松村都議の後継ぎとして送り出してください」と気迫を込めました。
徹夜国会をたたかった小池氏は、自公が「中間報告」という禁じ手で参院法務委員会の審議を打ち切り、「共謀罪」を強行したことに対し、「委員会の審議も飛び越える究極の審議拒否であり、委員会での採決もしない究極の強行採決だ」と批判すると、「その通りだ」の声が。
小池氏は「森友疑惑と加計疑惑にふたをするため、共謀罪を強行して国会閉会に逃げ込むなどあまりに卑劣だ」と強調。「このままにしておくわけにはいかない。共謀罪廃止の声を一緒に上げよう」と呼びかけました。
さらに、文科省が加計学園の獣医学部新設計画をめぐり、「総理のご意向」などと記した文書の存在を認めたことで、「文書が全部本物だということが明らかになった」と指摘。16日の参院予算委員会で、ますます深まる安倍首相の疑惑を徹底追及すると表明すると「がんばれ」の声が飛び交いました。
小池氏は、とや予定候補が区議として練馬の「医療過疎」問題の改善に取り組み、順天堂練馬病院の誘致などを実現してきた実績を紹介し、「命を守る仕事をしてきた、とやさんを今度は都議会に」と訴えると、聴衆は大きな拍手で応えました。