赤旗2017年6月14日付
23日告示まで10日に迫った東京都議選で、日本共産党の小池晃書記局長は13日、荒川区で28年ぶりに党議席奪還をめざす相馬けんいち予定候補の勝利を訴えました。「定数2の荒川で自公に議席を独占させておくわけにいかない。荒川区議団のエース、相馬さんを今度は都議会に」と呼びかけると、市民が声援で応えました。
冷たい雨が降る町屋駅前で、相馬予定候補は築地市場の豊洲移転問題など都政のゆがみとともに、安倍政権の国政私物化を批判。「これまで自民党や公明党に入れてきた方も、今度は共産党への支持を広げて、私を必ず都政へと押し上げていただきたい」と気迫を込めて訴えました。
小池氏は、緊迫する「共謀罪」法案の審議をめぐり、自民、公明がたくらんでいる強行採決を阻止するため、金田勝年法相の問責決議案を民進党などと共同提出したことを報告。「共謀罪法案を廃案に追い込んでいくために野党が結束してたたかっている」と表明しました。
さらに、「日ごろから盗聴や尾行、密告がまかり通る真っ暗な国に日本をして良いわけがない。共謀罪は廃案にする。もの言えぬ国にはしない。その願いを相馬さんに託してください」と訴えると、聴衆から大きな拍手がわきました。
小池氏は、築地市場の移転問題で、11日に開かれた都の専門家会議が、豊洲の汚染を「環境基準以下にするのは困難」という結論を出し、議論を打ち切ったことを批判。さらに都が「豊洲移転を検討」していると一部で報道されていることについて、「もし報道通りであれば、自民党への屈服ということになってしまう。自民党への屈服、豊洲移転の強行を許さない。その願いを、相馬さんへと広げてください」と力を込めました。
小池氏は、相馬予定候補が区議として8期30年、住民の願い実現のために奮闘してきたことを紹介。「都議会でも即大活躍できる方です。区内に相馬けんいち知らぬもの無しという状況をつくり、勝ち抜かせてほしい」と訴えました。
あとう和之衆院東京14区予定候補が応援に駆けつけました。