赤旗2017年4月16日付
日本共産党の小池晃書記局長は15日、東京都議選(6月23日告示、7月2日投票)と次期衆院選で党躍進を必ずかちとろうと、清水ひで子都議、飯田みやこ衆院東京24区予定候補とともにJR八王子駅北口(東京都八王子市)で訴えました。歩行者が次々に足を止め、デッキで熱心に聞き入る人の姿など聴衆の輪が大きく広がりました。
小池氏は、米トランプ政権が北朝鮮への軍事行動も辞さない強硬姿勢を見せる中、「外交的な解決しかない」と強調。「国際社会と一致協力して厳格な経済制裁を行い、さらなる核実験などは絶対に許さず、核・ミサイルの放棄を迫っていこう」と述べ、トランプ政権言いなりの安倍政権の外交からの転換を訴えました。
国内政治に話を進めた小池氏は、「『森友学園』問題の幕引きは許されない」とし、国有地格安払い下げ、「教育勅語」暗唱の問題を指摘。安倍政権が「教育勅語」の教材としての活用は「憲法や教育基本法に反しない形」なら否定されないとの閣議決定をしたことに関し、「憲法と当時の教育基本法に反するからこそ1948年に排除の国会決議があがった」と強調しました。
さらに、「共謀罪」法案で「一般市民のメールや電話が盗聴され、モノ言えぬ監視社会になる」と告発。「戦争への道を止めるため廃案に追い込もう」と力を込めました。
「安倍政権打倒に向けて、野党と市民の共闘を進める一番の力は共産党の躍進。党躍進の流れが始まったのは4年前の都議選だ」と小池氏。都議選の大争点である築地市場移転問題で、自民、公明が異常な汚染が明らかになった豊洲新市場への移転に固執し、“築地は危険だ”などと暴論を述べていると批判し、「『移転ストップ』『築地での再整備を』の願いを共産党に託してほしい」と訴えると、「がんばれ」の声援と拍手が起こりました。