「赤旗」7月19日付
消費税廃止各界連絡会(各界連)は18日、東京・JR新宿駅前でさらなる増税は絶対に許さない「消費税増税ノー・イエローアクション」を行いました。各界連は24日までを地域から増税ノーの風を吹かせる全国週間宣伝と位置づけ、そのスタートとなる宣伝です。
駅前で署名やシール投票に取り組み、対話をして「増税は中止するべき」にシールを貼り直した人もいました。「お金がない人ほど負担が重い消費税はおかしい」と話す、東京都中野区に住む会計士の男性(28)や、「保育園が見つからなくて大変。増税されたらもっと生活が苦しくなる」と子どもを連れた母親も署名に応じていました。
署名した東京都葛飾区の男性(33)は「消費税率を上げるほど消費が落ち込むので、税収から考えても逆効果だと思います。政府は、収入などに合わせて税金の負担ができるように考えるべきじゃないかと思います」と語りました。
「増税は中止するべき」とシールを貼った同杉並区の女性(66)は、「年金で生活していますが食費を工面するのすら大変です。これでさらに増税されたらどうなってしまうのか。絶対にやめてほしいです」と話しました。
全国商工団体連合会の星実副会長、全国保険医団体連合会の住江憲勇会長、農民運動全国連合会の齊藤敏之常任委員、消費税をなくす全国の会の杵渕智子全国世話人、新日本婦人の会の笠井貴美代会長、全労連の高橋信一副議長がマイクを握り訴えました。
日本共産党の小池晃副委員長・参院議員も参加し、「消費税10%への引き上げは絶対に認めない、の声をあげ、安倍政権に増税を断念させよう。消費税を上げて日本を『戦争する国』にする戦後最悪の安倍自公政権打倒のために力をあわせよう」と呼びかけました。