赤旗2017年2月21日付
日本共産党の小池晃書記局長は20日の記者会見で、与党が週内にも2017年度予算案の衆院通過を狙っていることについて問われ、「言語道断だ」と批判し、引き続き徹底審議を求めると表明しました。
小池氏は「21日には中央公聴会が開かれ、予算案に対する国民の意見を聞く。出された意見をもとにきちんと審議するのが国会の務めだ。それをまともに議論もしないで採決するのは言語道断だ」と述べました。
さらに予算案について、医療や介護の負担増が盛り込まれるなど、国民生活にかかわる重大な問題がある一方で、軍事費も過去最高となっていると指摘。加えて、南スーダンPKO(国連平和維持活動)の「日報」問題や「共謀罪」法案をめぐる閣僚の対応、答弁などの問題が山積しているとして、「集中審議を含め、徹底審議が必要だ」と強調しました。