赤旗2017年2月18日付
「戦闘」を「衝突」と言い換え、憲法9条をふみにじる稲田朋美防衛相の辞任、安保法制(戦争法)の廃止を求めて17日夜、国会正門前で抗議行動が行われました。前回(10日夜)の500人を上回る1100人が参加し、「稲田はやめろ」「自衛隊を日本に戻せ」とコールしました。
抗議を呼びかけた都内在住の日下部将之さんは、「先週、国会前で声をあげた。そして各地に抗議の声が広がった。怒りをコールでぶつけましょう」と呼びかけました。
抗議では、「日報隠すな」「言葉を壊すな」などが書かれたプラカードが並びました。「いてもたってもいられなかった」。男性(34)は長野県上伊那郡から参加しました。「無責任な政府の国会答弁は許せない。誰も殺し、殺されてはいけない」
スピーチした「安保関連法に反対するママの会」の西郷南海子さんは京都から参加。「稲田大臣の発言は聞き流すことはできない。政治を変えるため一緒に声あげよう」。法政大学教授の山口二郎さんは、「政府の答弁は、もはや日本語になってない。安倍政権打倒のために力を尽くそう」と語りました。
日本共産党の小池晃書記局長(参院議員)、民進党の後藤祐一衆院議員、社民党の福島瑞穂副党首がスピーチしました。