赤旗2017年2月7日付
日本共産党の小池晃書記局長は6日の国会内での記者会見で、自民党推薦の候補が大差で敗れた東京・千代田区長選(5日投開票)についての受け止めを問われて、「長年の自民党・公明党主導の都政に対する都民の深い不信感・怒りがあらわれた結果だと思う」と述べ、都政の焦点となっている築地市場の豊洲移転に関しても「歴代都知事の責任問題を含めた徹底追及が重要になってきている」と話しました。
小池氏は、日本共産党都議団が、移転の危険性や地下空間の存在を暴露するなど豊洲移転問題を一貫して追及し、まっ先に都議会への百条委員会の設置を求めてきたことを指摘。「百条委員会を何としても実現し、経過を解明し、責任を明らかにすることが求められている」と語りました。
さらに都政の問題では「政治とカネ」の問題で、猪瀬、舛添という2人の都知事を辞任に追い込んでいく論戦でも都議団が果たしてきた役割は大きいと指摘。「歴代都知事と真正面から対決してきたのが日本共産党都議団であり、全力をあげて都議選での勝利をかちとりたい」と述べました。
小池百合子都政に対する党の態度について問われた小池氏は「是々非々で臨む」と表明。「知事が取り組んでいる豊洲移転の問題を一貫して追及してきたのは共産党都議団だ。一方で、都民の利益に反するようなことには都民の立場できちんとものを言っていく」と話しました。