赤旗2017年1月28日付
日本共産党の小池晃書記局長は27日、大激戦のまま投票(29日)目前となった北九州市議選の応援に駆け付け、市政に「福祉の心」を取り戻し、安倍暴走ストップへ野党共闘を前進させる党候補10人全員の勝利で「北九州を変え、日本を変えよう」と呼びかけました。
小池氏は、八幡東区・藤元さとみ、門司区・高橋都、小倉南区・藤沢かよの3候補と駅前や団地前などで「党大会で野党連合政権をめざすと決めた後の初の大型選挙。安倍暴走政治に審判を下そう」と力を込めました。
市政問題で小池氏は「国の暴走と一緒になって下関北九州道路(第三関門道)など巨大開発を推進し、くらしに冷たい北風を吹かせているのが自民党直結の北橋健治市長と自民・公明・維新の“悪政3兄弟”です」と指摘。▽国保料の1世帯1万円引き下げ(15億円)▽中学卒業までの医療費無料化(3・1億円)▽学校給食費の無料化(34億円)―など党の公約を紹介し、「市予算の1%(55億円)を組み替えるだけでも、これだけのくらし応援ができます。市議団を10人に伸ばし、大仕事をやらせてください」と語りました。
さらに、相次ぐ選挙での党の躍進が野党共闘を前に動かす大きな力になったことを強調し、「悪政とたたかうだけでなく、本気で政治を変え、野党共闘を前に進める党議席の躍進が北九州市でも、どうしても必要です」とのべ、全員当選へ最後まで支持の輪を広げてほしいと訴えました。
3候補は「反戦平和を貫いて95年の共産党の議席を今度こそ」(藤元氏)、「中小業者の営業とくらしを守り、地域経済活性化を」(高橋氏)、「教育の充実、子育て応援で医療費無料化を必ず」(藤沢氏)と力を込めました。
看板を見て訪れた子ども連れの母親をはじめ、多くの人が聞き入り、門司区の男性(56)=自営業=は「特に共産党を支持してきたわけではありませんが、いまの弱い者いじめの暴走政治を止めるため頑張ってほしい」と話しました。