赤旗2017年1月21日付
日本共産党の志位和夫委員長は国会開会日の20日、第27回党大会を受けて新たに選出された小池晃書記局長、市田忠義、田村智子、山下芳生各副委員長、笠井亮政策委員会責任者、穀田恵二国対委員長ら新役員とともに国会内の与野党6党・1会派の控室を訪れ、就任のあいさつをしました。
志位氏は、民進党、自由党、社民党、参院会派「沖縄の風」の3野党・1会派の代表に、大会初日(15日)に出席してあいさつをいただいたことへのお礼を述べると、どこでも和気あいあいとした雰囲気に包まれ、野党共闘を力強く前進させる決意で一致しました。
民進党
民進党は蓮舫代表と野田佳彦幹事長らが応対。志位氏は大会で同党の安住淳代表代行のあいさつに会場から万雷の拍手がわいたと述べました。
蓮舫氏は、政策協議と選挙協力を具体的に進める4野党の実務者協議が始まっていることにふれ、「できる限りの共闘、最大限規模でまとめていただきたい」と表明。これに対し志位氏は「ぜひ連携を強めていきたい」と応えました。
自由党
自由党では小沢一郎代表、玉城デニー幹事長、森ゆうこ参院会長らが応対。志位氏が、「共闘を力強く発展させたい」と述べると、小沢氏は「お互いに力を合わせて頑張りましょう」と応じました。
森氏が、参院選を野党統一候補としてたたかって勝利したことに続き、新潟県知事選でも勝利したことが「新潟ショック」と受け止められていると述べると、小沢氏も「あれが転機になった」と笑顔で強調。志位氏が「やっぱり『本気の共闘』じゃないと」と応じると、小沢氏は「そうそう。口先だけじゃだめだ」と話しました。
社民党
社民党は吉田忠智党首が、「(共産党大会での各党代表の)そろい踏みをはずみに、野党共闘を進めていきたい」と強調し、「共謀罪」法案の提出阻止の共闘でも一致しました。
「沖縄の風」
「沖縄の風」の糸数慶子代表は、「(共産党大会で)みなさんのお顔を見ていたら、こみ上げてくるものがあった」と語りました。また、沖縄米軍基地問題での共闘に力を入れたいと述べ、「今こそ市民と政党が共闘して頑張る時期です」と強調。伊波洋一幹事長は「共産党にぜひ躍進していただいて、野党共闘の発展のために力になってほしい」と語りました。