赤旗2016年12月25日付
日本共産党が全国各地でいっせい宣伝行動にとりくむなか、小池晃書記局長・参院議員は24日、はたの君枝衆院議員(衆院比例・神奈川10区予定候補)と、自由党県連の樋高剛代表とともにJR川崎駅前(川崎市川崎区)で演説し「野党の“本気の共闘”で、安倍暴走政治を止める2017年にしていこう」と呼びかけました。演説後、小池、はたの、樋高の3氏は、がっちり手をつなぎ、集まった市民から拍手が湧き起こりました。
小池氏は、23日の国連安全保障理事会で、南スーダン政府への武器輸出の禁止などの制裁を科す決議案に対して、日本政府が中国やロシアなどとともに棄権し、決議案が否決されたと報告しました。
小池氏は、決議案は、欧米諸国などが、内戦状態にある南スーダンでは大量虐殺の危険性もあると憂慮して提出したものだと述べ「日本は南スーダン政府を刺激したくないと棄権した。自衛隊を派遣し続けたいがためだけに、国際社会の努力を妨害したのは本末転倒だ。安倍政権の外交は、世界の流れから孤立するものだ」と厳しく批判。自衛隊の南スーダンからの撤退とともに、「道理ある、憲法9条にもとづく本気の平和外交に転換させよう」と訴えました。
はたの氏は「今必要なのは、地域でまじめに働き、暮らす人を心底応援する政治です」と強調し「野党と市民の共闘を大いに広げ、安倍暴走政権の国会から、市民の立場に立つ国会へと切り替えたい」と述べました。
樋高氏は、今夏の参院選複数区で共産党など野党候補の推薦を初めて決断したのが神奈川だと明かし、「川崎、神奈川から、野党共闘のうねりを全国へ広げよう」と訴えました。