赤旗2016年12月24日付
日本共産党は23日、国会議員、衆院予定候補、地方議員を先頭に、全国いっせい宣伝行動(25日まで)を開始、野党と市民の共同、日本共産党の躍進を力強く訴えました。
小池晃書記局長は、千葉県鎌ケ谷市の新鎌ケ谷駅前で、さいとう和子衆院議員(南関東比例・13区予定候補)とともに街頭演説し、安倍政権の行き詰まりが鮮明となっており、野党と市民の力で希望の持てる政治に転換させようと呼びかけました。駅前のロータリーは多くの人で埋まりました。
小池氏は、環太平洋連携協定(TPP)承認・関連法、年金カット法、カジノ解禁推進法の「三大悪法」の強行を重ねた安倍政権の暴走を指摘。暮らしの問題では、2017年度政府予算案が大軍拡の一方で国民の暮らしを押しつぶすものになっていると批判。税金の集め方・使い方を変える共産党の提言を説明し、「1%の大金持ちのための政治ではなく99%の国民のための政治に変えよう」と訴えると「そうだ」の声援が飛びました。
安倍政権の外交に触れた小池氏は、領土問題の解決を棚上げにしたロシアとの首脳会談などについて「地球儀を俯瞰(ふかん)するどころか、世界から孤立する外交になっている」と述べ、聴衆から大きな拍手が起こりました。
小池氏は野党と市民の共闘の前進に触れ、次期総選挙で、千葉13区でも力を合わせてたたかえば、自民党を打ち破ることもできると話し、「希望の持てる政治をご一緒につくりましょう」と呼びかけました。
さいとう氏は初当選以来2年間の活動を振り返り、「国民の声に耳を傾けない自民党政治は絶対代えなければならない」と強調。自衛隊木更津駐屯地に米軍オスプレイの整備拠点が置かれようとしている問題で「単なる拠点ではなく、アメリカの世界戦略の一翼を担わされることになる」と危険性を指摘し、「オスプレイはいらない」の声を千葉から上げていこうと訴えました。