赤旗2016年11月29日付
日本共産党の小池晃書記局長は28日の記者会見で、安倍政権について「あらゆる点で政策的な行き詰まりが明らかになっている」と指摘しました。
小池氏は、安倍政権について▽環太平洋連携協定(TPP)では「いざ突き進んでみたものの、米国次期大統領が撤退表明した」▽日ロ領土問題では「首脳会談直後にプーチン大統領に『国後、択捉などは国際文書でロシアの主権があると承認された領土だ』と明言された」▽原発輸出は「ベトナムから拒否された」▽南スーダン問題では「国連は、和平合意は崩壊していると言っている」と、行き詰まりの実態を列挙しました。
小池氏は、「世論調査では政権支持率が上向きか横ばいだが、個別政策では、安倍政権が力を入れるTPP、年金、南スーダン問題で、軒並み反対の声が多数だ」と強調。「この政治には未来がないことがはっきり言える。国会最終盤のたたかいを全力で進めていく」と述べました。