赤旗2016年11月1日付
日本共産党の小池晃書記局長は31日、国会内で記者会見し、戦争法=安保法制や環太平洋連携協定(TPP)、長時間労働、「年金カット法案」などについて、「野党間で一致した課題があると改めて感じている。野党が国会内で共闘していく課題にしていきたい」と語りました。
小池氏は、戦争法について、南スーダンPKOでの武器使用拡大に反対することで野党が一致していることを紹介。TPPでも、民進党の大串博志政調会長が強行採決に反対する姿勢を示した(30日、NHK「日曜討論」)ことにふれ、「今国会での批准を阻止する方向で力をあわせることができるのではないか」と語りました。
長時間労働の是正については「残業時間の上限規制」と「勤務間インターバル規制」を盛り込む法案を野党が提出していることをあげて、「実現を迫っていく共同のたたかいをやっていきたい」と強調。「年金カット法案」に関しても「年金生活者の暮らしだけではなく、年金削減で景気を冷え込ませ、現役世代にとっても深刻な打撃になる法案だ。(成立)阻止で一致点があると思っている」と語りました。
小池氏は、4野党の党首間では、国会内外で協力していくことを合意していることを紹介し「できるだけ早く4野党書記局長・幹事長会談を開くことも確認している。そのなかで、この点は確認していきたい」と述べました。