赤旗2016年10月14日付
ことし結成60年を迎えた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は12日夕、結成60周年記念祝賀会を東京都内で開きました。平和・反核諸団体の代表らが出席し、核兵器廃絶に向け、ともにたたかいを広げようと歓談しました。
日本共産党、民進党、生活の党、社民党、自民党、公明党の国会議員が出席し、あいさつしました。井上哲士参院議員、大平喜信衆院議員とともに出席した日本共産党の小池晃書記局長は、党派をこえて祝賀会に駆けつけたのは被団協の運動が国内外で根を張っている証しだと強調し、「核兵器廃絶のために一緒に頑張っていきます」と表明。ヒバクシャ国際署名56万人余を国連に提出した活動や欧州被爆者遊説などに、「勇気づけられる。命を削った訴えに応えたい」とのべました。「核兵器禁止条約の締結を求めるのが、世界の大きな流れです。これに背をむける日本政府を被爆者の立場に立たせるために、がんばり抜きたい」と語ると大きな拍手が起きました。
岩佐幹三(みきそう)代表委員が主催者あいさつ。全労連の長尾ゆり副議長らが次々にマイクを握り、核兵器の非人道性と廃絶を世界に訴え続けてきた被爆者運動60年をたたえ、交流しました。