赤旗2016年8月16日付
日本共産党の小池晃書記局長は15日、東京・新宿駅前での終戦記念日街頭宣伝の演説で、韓国の一部国会議員が島根県の竹島に上陸した問題について、「日韓両国間の緊張を高めるだけで、こうした行動は取るべきではない」と批判しました。
そのうえで小池氏は、日本が竹島の領有権を主張するのは歴史的な根拠がある一方、日本が竹島を編入した1905年は、日本が韓国を武力で植民地化していった時期と重なり、韓国の外交権は奪われていたと指摘しました。
こうした事実を考慮する必要性を語りつつ、「領土問題は、歴史的事実と国際法上の道理に基づく冷静な外交交渉で解決すべきだ」と強調。「アジアの和解と平和のために力を尽くしていこう」と呼びかけました。