赤旗2016年6月20日付
日本共産党の小池晃書記局長は19日、岩手県盛岡市内で開かれた野党共同街頭演説会で4野党代表と参院岩手選挙区の、きどぐち英司野党統一予定候補勝利を訴えました。青森県弘前市内では、よしまた洋比例予定候補とともに、青森選挙区のたなぶまさよ野党統一予定候補勝利と日本共産党の躍進を呼びかけました。
盛岡駅前では4野党代表と駅前を埋めた市民が「団結がんばろう」を唱和。小池氏と民進党の山尾志桜里政調会長、生活の党の主濱了副代表、社民党岩手県連合の小西和子代表、達増拓也岩手県知事が宣伝カーに並ぶと、「すごい」の声と拍手がわきました。
小池氏は、達増氏勝利へ野党が手を取り合った昨年8月の岩手県知事選にふれ「岩手から野党共闘の流れが始まった。野党共闘の源流の岩手で勝利しよう」と訴えました。
さらに、戦争法廃止はじめ野党の共通政策が発展し、岩手では▽被災者支援・復興策の縮小を許さない▽被災者生活再建支援金を500万円に引き上げる―ことなどを確認しており、「野党共闘の勝利で実現しよう」と呼びかけました。
山尾氏は、野党共闘攻撃を繰り返す与党に対し「市民と野党が候補者を一本化して何が悪いのか。平和を守るために力を結集しよう」と訴えました。
主濱氏は「統一候補の力を信じてたたかおう」と述べ、小西氏は「戦争法を強行した自公政権を許さない」と強調。達増氏は「岩手を守り、日本を変えることは必ずできる」と力を込めました。
きどぐち予定候補は「(安倍政権の)『憲法改正』は時代を戦前に戻し、戦後の歴史を断絶します。野党と市民とともにたたかう」と表明しました。
弘前市のイトーヨーカドー前では、津軽農民組合の工藤保組合長、津軽保健生活協同組合の加藤あけみ看護部長が訴えました。民進党青森県連の山内崇幹事長が「共産党も躍進し、野党全体で安倍政権の打倒を」と訴えました。
小池氏は、たなぶ統一予定候補と、比例代表でいわぶち友予定候補はじめ日本共産党の9人の当選を何としても勝ち取ろうと強調。「原発のない社会をつくると決断してこそ再生可能エネルギーへの道が開ける。行き詰まりが明らかな核燃料サイクルと決別する願いを日本共産党へと広げてください」と訴えました。