赤旗2016年6月15日付
日本共産党の小池晃書記局長は14日の名古屋市での街頭演説で、東京都の舛添要一知事をめぐる税金の浪費や政治資金の不正使用疑惑などについて、 「舛添氏の不信任とともに、百条委員会を設置して疑惑の全容解明に力を尽くす」と述べ、「(2014年の)都知事選で舛添氏を応援した自民、公明の責任を(参院選で)厳しく問いただしたい」と表明しました。
小池氏は、自公与党の責任について「安倍(晋三)首相も公明党の山口(那津男)代表も宣伝カーに上って舛添氏を天まで持ち上げていた。“製造者責任”が問われる」と強調しました。
また演説後に記者団から、オリンピックを口実に不信任の「猶予」を要求した舛添氏の姿勢について問われ、「都民から『退場すべき』と言われている。いさぎよくやめるべきです。オリンピックをだしにして延命を図ろうとするのは、あまりにも見苦しい」と批判しました。
小池氏は、参院選への影響について「舛添氏の問題だけでなく、(自民党の)甘利(明)元大臣の(口利き疑惑の)問題もある。根深い自民党の金権体質と税金の私物化という問題です。舛添氏を全面支援した自民、公明の責任を選挙戦でも大いに追及しなければいけない」と語りました。