赤旗2016年6月14日付
13日の記者会見で日本共産党の小池晃書記局長は、株価下落に関連して、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2015年度の運用実績公表を参院選後の7月29日に遅らせたことについて記者団から問われ、「安倍政権の無責任ぶり、情報隠ぺい体質を見事に物語るものだ」と批判しました。
小池氏は「年金の株式運用の結果というのは(例年)遅くとも6月下旬、7月初旬には発表されている。運用成績はすでに出ているのに、選挙結果に影響を与えるということで先延ばしするのはあまりに無責任だ」と批判。小池氏は先の通常国会で、安倍政権が株価を支えるために年金の株式運用を拡大してきた結果、15年度の損失が累計7兆円以上となることを独自試算で明らかにしており、「国民の財産に数兆円規模で穴をあけることは間違いない。選挙戦の中でも責任を追及していかなければならない」と述べました。