赤旗2016年6月7日付
日本共産党の小池晃書記局長は6日、国会内で記者会見し、金銭授受問題で閣僚を辞任し、病気療養を理由に国会を欠席していた甘利明前経済再生担当相が同日の記者会見で政治活動を再開すると述べたことについて、「国会が終わった直後に、それまで欠席を続けていた甘利氏がいきなり活動を再開するということにあきれている」と批判しました。
小池氏は、甘利氏が自らの口利き疑惑について「丁寧にご説明申し上げてきた」と発言したことについて「私たちは、(甘利氏が閣僚を辞任した)あの記者会見以来、説明を聞いた記憶はまったくない」と強調しました。
さらに小池氏は、甘利氏が「中断していた弁護士による調査を再開していただく」と述べたことについても、「あの会見のときにも調査して説明するといいながら、今まで調査していなかったのかということになる。国会と国民をあまりに愚弄(ぐろう)するものだといわざるを得ない。国会で国民に対して、きちんと説明するべきだ」と語りました。