赤旗2016年5月18日付
衆院厚生労働委員会で予定されていた、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の岡部宏生・日本ALS協会副会長の参考人招致が実現しなかった問題で、参院厚労委員会の理事懇談会は16日、来週開く同委の参考人質疑に岡部さんを招致することで合意しました。ALSは全身の筋肉が動かなくなる難病です。
同理事懇では、日本共産党の小池晃議員が、同委員会に付託された障害者総合支援法改定案について十分な審議を求めるとともに岡部さんの参考人招致を提案。各党が賛成して合意となりました。
岡部さんは人工呼吸器を装着し、声は出せませんが、目や口の動きを読み取るヘルパーがいれば意思疎通は十分に可能です。質疑にあたっては、通常よりも時間を長くとる方向で調整しています。