赤旗2016年5月16日付
予想される参院選投票日まで2カ月を切る中、日本共産党は各地で演説会を開いています。15日は13カ所で開催。小池晃書記局長が福岡市で、市田忠義副委員長(比例候補)が北海道根室市で、国会議員と候補者が各地で、比例での共産党躍進と選挙区での勝利にむけ支援を熱くよびかけました。野党共闘を一貫して追求してきた共産党に対して、「大義のため大きな決断をしてくれた」などと評価、期待する声が日増しに広がっています。15日の各演説会でも、野党統一候補、民進・社民両党、連合、市民組織の代表、元首長らが、共闘を広げる連帯のあいさつを述べました。
福岡で小池氏
「野党の勝利で安倍自公政権を少数派に追い込もう」。日本共産党福岡県委員会は15日、福岡国際会議場で小池晃書記局長を迎えた演説会を開き、満員の会場が熱気にあふれました。
小池氏は、安倍自公政権による昨年9月の戦争法強行を振り返り、「立憲主義を否定する安倍政権は倒さなければなりません」と強調。戦争法を廃止し、立憲主義を取り戻すための野党共闘の広がりに触れ、「野党統一候補が26選挙区まで広がりました。13日の4野党書記局長・幹事長会談では、衆院選でもできる限りの協力を確認しました。安倍政権を倒すためには、この道しかありません」と訴えました。参院比例での日本共産党の躍進とともに、「安倍政権打倒のために、増えた1議席は必ず日本共産党へ」と述べ、福岡選挙区での、しばた雅子予定候補必勝を呼びかけました。
ママの会やシールズなどの取り組みを紹介し、「日本の歴史で初めての市民革命的な動きが、今、大きなうねりとなっています」と小池氏。「今、立ち上がらずして、いつ立ち上がるのかという時です。私たちの子どもたちや孫の世代に、あの選挙で、日本の政治の流れが変わった、みんなの命が守れたと、胸脹れるような、そういう選挙にしようではありませんか」と呼びかけると、参加者は「がんばろう」の声と大きな拍手で応えました。