赤旗2016年4月26日付
日本共産党の小池晃書記局長は25日、国会内で記者会見し、前日の衆院北海道5区補選の結果について、「(野党統一候補の)池田真紀氏が大奮闘、大健闘して、与党候補に迫ったのは非常に大きな成果だ。当選できなかったのは残念だが、大きな財産になるたたかいだった」と強調しました。
小池氏は、選挙結果の注目点として、メディアの調査でも無党派層の7割が池田氏を支持し、補欠選挙でありながら本選挙とほぼ同じぐらいの投票率となったことを指摘。「野党が力を合わせて選挙をたたかったことに対する国民の期待のあらわれだ。自分の一票が政治を実際に変えることができると思っていただいた。これは非常に重要な結果だ」と力説しました。
補選の結果をうけて今後の選挙にどう臨むか問われた小池氏は、「短い期間で、野党共闘を浸透させ、ここまで押し上げたのは大きな成果だ。これを発展させれば、次の選挙はもっと飛躍が期待できる。無党派層のみなさんに野党共闘の姿を示していくことが支持を広げ、自公を少数に追い込むために決定的になる」と述べました。
さらに小池氏は、衆院北海道5区補選と同日に行われた衆院京都3区補選の対応について説明。日本共産党は、京都の民進党(当時は民主党)が日本共産党とは共闘しない方針を決めるもとで、5野党党首合意を誠実に履行し、自民、公明とその補完勢力を少数に追い込む立場から自主投票にしました。
小池氏は、民進党の泉健太氏が当選し、おおさか維新の会が惨敗した結果について「最悪の補完勢力であるおおさか維新の会に審判を下すことになった。彼らを惨敗に追い込むうえでも、自主投票としたのは正しい対応だった」と語りました。