赤旗2016年4月16日付
日本共産党と民進党、社民党、生活の党の4野党の書記局長・幹事長は15日、国会内で5野党党首合意(2月19日)を具体化する4回目の協議会を行いました。
協議で各党は、最大で震度7を観測した14日の熊本県での地震被害を受け、犠牲者を悼むとともに「党派を超えて人命第一で救援に全力をあげよう」「野党が互いにできることを一緒にやっていきたい」などと述べました。
その上で、4月24日の投票日まで1週間余に迫った衆院北海道5区補選をめぐり、大激戦を勝ち抜こうと各党が決意を表明しました。日本共産党の小池晃書記局長は「野党と市民が力を合わせれば勝てるという結果を出せば、今後の政局にも大きな影響を与える」と述べ、政府・与党の「野合」攻撃に対して「野党が戦争法廃止という大義のもとに力をあわせている姿が明確になることが本当に大事だ」と強調しました。
各党幹事長も「安倍政権の暴走にストップかける大きな成果をあげたい」(民進・枝野幸男氏)、「国民の側が共闘しろといっている。『野合』批判は全く当たらない」(社民・又市征治氏)、「民主主義(という)大きな成果を勝ち取る選挙にしたい」(生活・玉城デニー氏)と述べました。
協議後の記者会見で小池氏は、北海道5区補選に関して「各野党が力を発揮し、現地では気持ちのいい共闘関係ができている。戦争法やTPP(環太平洋連携協定)など争点も極めて明確だ」と述べ、「野合」攻撃に対しては「戦争法廃止、TPP阻止という大義のもとに力をあわせている姿をはっきり示すことが、一番の反論になる」との認識が各党で示されたと強調。4野党幹部が街頭で並んで訴えることについても調整する方向を確認しました。