赤旗2016年4月17日付
夏の参院選で野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を実現しようと16日、東京都品川区で小池晃書記局長を迎えて共産党演説会が開かれました。会場は立ち見が出るほど多数の住民が詰めかけました。
小池氏は、熊本、大分各県で発生した大規模地震の被災者にお見舞いの意を表し、「救護・救援活動に尽力し、政府にも必要な情報提供を行う」と共産党の取り組みを紹介。あわせて、震源域が拡大していることなどから、政府に川内(せんだい)原発(鹿児島県)をただちに稼働停止するよう求めていくと話しました。
小池氏は、戦争法や原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)などに固執する安倍政権を批判。「憲法破壊の安倍政権を倒し、民主主義を取り戻そう」と述べ、参院選で、野党共闘に誠実に取り組む共産党に、首都・東京で比例第1党を勝ち取らせてほしいと訴えました。
山添拓参院東京選挙区予定候補も訴え、「原発再稼働ストップと、労働法制破壊の安倍政権打倒に力を尽くす」と決意表明しました。
衆院東京3区予定候補の香西かつ介氏が「参院選と総選挙の勝利で、自公を少数派に追い込む」と語り、白石たみお都議があいさつしました。
18歳の子どもと参加した男性(58)=品川区=は「地震は心配だ。東日本大震災でも、原発のあるなしで復興にかかる時間は大きく違う。原発は再稼働せず、廃炉にすべきだと思う」と語りました。
会場では、スタッフが九州地方地震被災者救援募金を呼びかけ、多くの人が応じていました。