赤旗2016年4月5日付
日本共産党の小池晃副委員長は3日、凱風館(神戸市)で、思想家・武道家で神戸女学院大学名誉教授の内田樹(たつる)氏と、野党共闘・戦争法廃止の「国民連合政府」提案などについて懇談しました。
内田氏は、「自衛隊員は戦後70年ひとりも殺していない。米軍の帰還兵でさえ多くの精神障害を来しているなか、日本人が戦場に行き、殺す側になったときどうなってしまうのか」と指摘しました。小池氏は「安倍首相は戦争法によるリスクも認めず、人の命・暮らしについての共感さえ持ち合わせていない。こんな首相は国民の代表として認められない」と述べました。
内田氏は、「100年近い歴史をもつ日本共産党は政党として成熟し、いい仕事をしている。ぜひ野党共闘をすすめて政権交代してほしい。そして国民連合政府の実現を」と期待を述べました。
懇談では、大学や若者の問題についても話が及びました。
この懇談の内容は、今月末発行予定の全国学者・研究者後援会の参院選向けパンフレットに掲載されます。