日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

若者の代表 国会へ(上)/とことん共産党 女性3予定候補語る/すやま初美氏(愛知) わたなべ結市(大阪) しばた雅子(福岡)/政治の希望届けたい

2016年03月10日

赤旗2016年3月10日付

 「国際女性デー」の8日、参院選・複数定数の選挙区で議席獲得に挑む、すやま初美(愛知)、わたなべ結(大阪)、しばた雅子(福岡)の女性3予定候補が、インターネット番組「生放送! とことん共産党」に出演、「若者の代表を国会へ」をテーマに語り合いました。司会は小池晃副委員長と朝岡晶子さん。


写真

(写真)(左から)小池、すやま、わたなべ、しばた、朝岡の各氏=8日

わたなべ 大学卒業して3年間非正規で働きました。日雇い派遣やアルバイト、請負などで、一緒に働く派遣労働者が首切りされ、正社員でも低賃金で長時間労働という状況を見てきました。

 派遣法がどんどん改悪されるときで、共産党がもっと大きくならなあかんと思って共産党の職員になりました。

 いまは私が体験した時よりもさらにひどくなって、貧困も広がっている。このまま放っておいたら日本の社会は成り立っていかないんじゃないかという危機感があって、「大阪若者提言」を1月8日に発表しました。大阪府内の1000人の若者、18歳から29歳までにアンケートに協力いただいて実態の告発と解決の方向を提案しています。学費は下げられる、ブラック(企業・バイト)はなくせるというビラも新しく作って、若い人たちの力で政治を変えようと訴えてたたかいたいと思います。

国会の追及に

すやま 10年間広告デザインの仕事をやっていました。やりがいもあって大好きな仕事だったんですが、夜中の12時に職場に人がいる状況で。同僚や後輩が体や心を壊して会社を去っていくという、若い人たちの使い捨てが目の前で起こったんです。

 就職したときに派遣法が原則自由化されて、私自身が過酷な働き方をするなかで派遣切りが実際に起こった。共産党が、派遣法の使い捨ての問題を指摘して反対していたことが目の前で起こったと衝撃でした。党が、使い捨てを許さないと国会の中で若い人たちのリアルな働き方を告発して、大企業をどんどん追及している姿に、政治を変えることで人間らしく働くルールや、使い捨てをなくしていくことができるんだという希望を得ました。その希望を若いみなさんに届けていきたい。

朝岡 最低賃金問題も自らのテーマにしているそうですね。

すやま 無料塾の取り組みをやっていて、子どもたちに勉強を教えています。その中で、子どもたちのなかに広がる深刻な貧困を目の当たりにしました。シングルのお母さんで、息子さんと3人でアルバイトしてぎりぎり。働く若い世代が子どもたちの学費も支えられなくなってきています。最低賃金の大幅引き上げは、女性や非正規のみなさんの大きな賃上げにつながる施策だと思います。

小池 しばたさんは、働きながら学ぶ新聞奨学生だったけど、卒業後も大変だったんですよね。

政治が身近に

しばた 大学を卒業して、大手ホテルに勤めました。すやまさんと同じように日を超える勤務も普通にありますし、サービス残業だし、休みもなかなか取れない。お給料もすごく低くて、4年半働いたんですけど、手取りがずっと12万円だったんです。(一同「えー」と驚きの声)

 生活が苦しくて、でもそのときはそれが普通だと思ってた。社会の仕組みも知らなかったから、しょうがないと我慢して働いていました。でもやはり体調不良で退職せざるを得なくなってしまったんですね。民医連の病院に転職して、はじめて政治を身近に感じることができました。

 病院では医療や介護の制度の改悪をまざまざと見せ付けられました。受診したくてもできない患者さんがたくさんいました。苦しくて我慢できなくなって病院に来たときには末期のがんだったとか。目の前にある制度の大もとがいまの政治なんだと気づかされました。それで共産党に入党しました。

(つづく)

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