赤旗2016年2月29日付
「選挙に勝ちたい!」「野党共闘は画期的」。快晴の名古屋市内で28日、若者たちの声が街頭にあふれました。SEALDs TOKAI(シールズ東海)による「自由と民主主義を守るための名古屋デモ」です。学生、市民ら1200人が参加し、駆けつけた野党国会議員と一緒に繁華街でアピールしました。
安保法制廃止のために国政選挙協力を確認した5野党合意後、シールズ東海としては初の行動。沿道では、赤ちゃんを抱く母親がスマホで撮影したり、女子高校生の集団が「かっこいい」と声をかけたり、途中から行進に加わる若者など、沿道一体の盛り上がりを見せました。
シールズ東海の岡歩美さんは「参院選で5野党が協力するのは、めちゃめちゃ画期的。選挙に行こうよ」と呼びかけました。特攻隊の教官をやっていたというおじいさんから「何があっても戦争だけはいかん」といわれた男子学生は「僕らが平和を守らないといけない」とマイクを握り締めました。
デモ行進に先立ち、同市の白川公園で集会が行われました。「選挙に勝ちたい」と声を張り上げたのはシールズの奥田愛基さん。「報道を見ていると相手も焦っている。自信を持とう。世代、政治信条を超えて俺たちはアベ政治に勝つ!」とのべると大きな拍手に包まれました。
政党からは、日本共産党の小池晃副委員長、民主党の近藤昭一幹事長代理、社民党の吉田忠智党首があいさつ。
小池氏は「野党は共闘して、戦争法廃止を願うみなさんの声を聞いた。今度は与党に、いうことを聞かせる番だ」と訴えました。近藤氏は「野党5党はあらゆる場面でともにたたかう」、吉田氏は「国民の暮らしを守らない安倍政権打倒のためがんばる」とのべました。