赤旗2016年2月27日付
日本共産党の小池晃政策委員長は26日、国会内の会見で、衆院選挙制度「改革」をめぐって、衆院選挙制度調査会が答申したアダムズ方式や国勢調査に基づく小選挙区の増減調整で議論が紛糾していることについて、「国勢調査のたびにこういう議論がでてくること自体が小選挙区制の矛盾を示すものだ」と述べました。
小池氏は、「アダムズ方式であれ何であれ小選挙区制を維持したままだと人口変動によって、定数、区割りまで毎回選挙で見直さなければならない」と指摘。「小選挙区制の害悪がはっきりみえた」と述べた上で、「選挙制度の根本問題を解決するためには、小選挙区制を廃止して、比例代表中心に変えていくことだ」と語りました。
答申に盛り込まれた議員定数の削減については、「国民の声を削ることになる」とし、改めて反対を表明しました。