「赤旗」2015年10月25日付
日本共産党の小池晃副委員長は24日、インターネットテレビ「デモクラTV」に出演し、「戦争法廃止の国民連合政府」提案について語りました。出演者らが次々と質問し、期待を語りました。
小池氏は、「立憲主義を回復させることは最優先課題だ。『民主主義ってなんだ』『立憲主義って何だ』という声にこたえなければ、政党の存在意義が問われる」と「国民連合政府」にかける意気込みを語りました。
さらに「国民連合政府」実現の可能性は大いにあると述べ、国会での論戦や野党共闘の発展を示し、「安倍政権の打倒で一致すれば、経済や労働法制など他の課題でも一致する部分は広がっていく可能性がある」と展望を語りました。
ドイツ文学者の池田香代子さんは「『提案』を出したタイミングに感動した。『本気』と『覚悟』という言葉に元気がでる」と語り、「思い切った決断。党内ですごい議論をしたのでは?」と質問。小池氏は「議論は重ねてきたが、一番はたたかう人たちの思いに応えようということ」と提案に至った理由を述べ、国政での選挙協力という新たな提案も、沖縄など実際の運動を通して確信を得てきたものだと説明しました。
文芸評論家の横尾和博さんは「大衆運動の力が大きい。その力が民主党や共産党を変えた」とコメント。「野党の協力はマスト(必須)」という山口二郎法政大教授が応じ、「共産党は頑張ってくれた。これから引き続き市民の方でも、野党がちゃんと結束して安保法制を元に戻すんだという社会運動を続けて、もっともっと政党の背中を押すことが必要だ」と話しました。