「赤旗」2015年9月21日付
日本共産党の小池晃副委員長は19日、テレビ番組「淳と隆の週刊リテラシー」(TOKYO MX)に出演し、「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんやジャーナリストの上杉隆さんらと戦争法などについて語りあいました。
番組の冒頭、小池氏は、戦争法が成立したが「これからが本番です」と強調。この日に共産党が、野党が選挙協力して「戦争法廃止の国民連合政府」の実現をよびかけたことを紹介し、「今日は歴史的な日になりました」と語りました。
これには出演者から「えっ、ついに共産党が」など、驚きの声があがりました。
番組では、小池氏が国会で防衛省の内部文書を明らかにして大問題になったことが話題に。小池氏は、自衛隊統合幕僚長が米軍幹部と「法案は夏までに終了する」とやりとりしていたことを紹介。一方で公聴会を開き国民の意見を聞きながら、その後質疑もせずに強行採決したことを伝えると、田村さんは「結局、アメリカとの話(約束)に帳尻を合わせるため、ここで成立させたと思えてきた」「あほらしい」と発言。タレントの鈴木奈々さんは「だまされていたと思っちゃった。こんな大きな問題は、私たちも一緒に決めたかった」と述べ、国民の声を聞かずに進められたことへの不満を語りました。
また「日本共産党が政権を取ったら」がテーマに。経済評論家の「私有財産を没収し、すべて国有化する」「働いても働かなくても(給料は)同じ」などというコメントをVTRで流しました。
小池氏は「全部違います。こんなんだったら僕、共産党やめますよ」と話すと、出演者は爆笑。「ソ連などをイメージするからそうなるけど、僕らまったく考えていない。個人の財産を取り上げるなんて、そんなことしたら社会が壊れる」と話しました。