赤旗2025年1月22日付
日本共産党の小池晃書記局長は21日、国会内で記者会見し、自民党が東京都議会の会派による裏金問題を受け、他の地方組織についても実態調査を行う方針を示したことについて問われ、「自民党は頭から尻尾まで裏金に染まっていると言わざるを得ない。自民党全体が問われる問題になっている」と批判し、徹底的な調査を行うべきだと述べました。
小池氏は、自民党の森山裕幹事長が同日の会見で、地方組織の実態調査を進めるとした一方で、調査対象を「議会(会派)の政治団体」にしぼる考えを示したことについて、「政党としての調査なのだから、自民党本部のもとにある都道府県連への調査が本筋ではないか。これと合わせて議会(会派)の政治団体の調査をしなければ本末転倒だ」と批判。「そもそも昨年2月の調査で地方議員を対象外にしたことが間違いだ。この問題を本気で反省するのであれば、対象をしぼらず調査すべきだ」と述べました。
また、20日の参院政治倫理審査会では、自民党の加田裕之議員が、自身が所属する兵庫県連でも、政治資金パーティー券販売ノルマ超過分を議員側に資金還流する仕組みがあったと明らかにしていると指摘。「裏金づくりのようなものが行われていたと疑いを持たざるを得ない。やはり、都道府県連での調査が必要だ」と重ねて強調しました。