赤旗2024年12月24日付
日本共産党の小池晃書記局長は23日、国会内で記者会見し、裏金事件を受けた政治倫理審査会での自民党議員の態度について「真相を解明する気が全くない」「出席さえすれば自民党は免罪するのか。これではまるで“歳末助け合い”だ」と厳しく批判しました。
小池氏は、同日の参院政倫審で、共産党の山下芳生議員から「自民党執行部から、全容解明のためにいつ誰が何のために裏金システムをつくったのか話すよう指示があったか」と問われた衛藤晟一議員が、執行部からの指示はなく、自身から解明を提起したこともないと答弁したことを批判しました。
自民党が18日の政倫審に出席した萩生田光一元政調会長と平沢勝栄元復興相を次期衆院選の公認候補予定となる支部長に選任するとの報道に言及し、政倫審がまさに「駆け込み寺」の機能を果たしていると指摘。裏金問題の真相解明を政倫審で「打ち止めにはできない」と強調しました。
小池氏は、旧安倍派会計責任者が政治資金パーティー券のノルマ超過分の還流の復活は派閥幹部の判断だと裁判で証言し、事実認定されていると指摘。同会計責任者の国会への参考人招致を行うべきだと主張しました。また、偽証罪に問われる証人喚問も視野にいれた対応が必要になると述べました。