赤旗2024年11月6日付
日本共産党の小池晃書記局長は5日、国会内の記者会見で、自民党の政治資金パーティー裏金事件を巡り、世耕弘成衆院議員の資金管理団体の会計責任者だった男性が政治資金規正法違反容疑で不起訴となった問題で、東京第5検察審査会が「不起訴不当」とした議決について問われ、「議決は当然だ」と指摘しました。
世耕氏と男性は、共謀して資金管理団体の2018~22年の収支報告書に、旧安倍派からの還流分計1542万円を記載しなかったなどとして告発されました。
小池氏は「東京第5検察審査会の議決は、5年で1542万円というのは一般市民の感覚からすれば極めて高額だと指摘している。会計責任者の『悪質性は相当高い』という議決は当然のものだ」と述べました。
また、議決で旧安倍派の組織的な犯行だと指摘されているとして、「改めて国会の責任が問われる。司法の場での決着は当然だが、国会で証人喚問や、政治倫理審査会などを開き、問題を明らかにすることがいよいよ必要だ」と強調しました。